HAPPY!
撮りためた写真をモニターで眺めながらどれを焼こうかと悩んでいる時間が好きだ。撮影は一瞬だが、選ぶ時はゆっくりとした時間が流れている。子供の写真を撮っている時は慌ただしくシャッターを切っているので、こんなに落ちついて撮影できればまた違ったものが撮れていたのかなと思ったりする。技術的な反省、偶然の喜び、記憶の反芻、そんな再発見を楽しんでいる。
昨年の夏、まったく未経験の新しい仕事に転職した。15年続けた写真とはまったく関係のない職種だ。撮る写真に変化が出るかもと思ったが、案外変わらない感じがする。ちょっとだけ気負いが無くなったので、これからは少し落ちついて撮れるかもしれない。でも結局子供に振り回されて慌ただしくシャッターを切るのだろう。
それもHAPPY!HAPPY!
閉展御礼
三人展「Raise Our Sights」、1月14日の2時で無事に終了いたしました。
9回目となりましたが、今回も大勢の方に来ていただきました。
ギャラリー正面の区画を担当しましたが、いつも通り子どもたちの写真群。
正面を挟んだ横のスペースには6枚でセットにした花や植物たち。
職業カメラマンを辞めても結局普段撮るものは変わらずで、
変わったのは子どもたちが1年成長したことだけ。
これからも好きなものを撮り続けていきたいと思います。
ご来場、そして応援していただいた方々、本当にありがとうございました。
そして安藤さん、ayuさん、ありがとうございました。
心地よい余韻に浸っております。
菊地裕
三人展 raise our sights
Group-AY2(グループエーワイ二乗)
Group-AY2は安藤喜治、菊地裕、ayuの3人のグループです。今回で9回目となる3人の写真展を開催することとなりました。旅先で出会った情景、日常の中での何気ない風景との出会い、家族との毎日の生活、そんなとりとめのないものを写真に写してきました。それらの中からお気に入りの何枚かを作品にして展示いたします。
個々のタイトルは「白い時間(安藤)」、「HAPPY!(菊地)」、「荒地の何処かで(ayu)」です。3人が1区画ずつ担当し、それぞれが個展のように、そして3つの個展が合わさって「raise our sights」という三人展になっています。
年も仕事も出身地もバラバラの3人です。そんな3人が写真という共通の趣味で知り合い、そして1年に1度集まって作品をぶつけあう。全く違う作風なのに3つが合わさると何故か馴染む。本人たちが1番楽しみにしている、そんな三人展です。
三人展 “raise our sights”は、1月9日から1月14日の10時から5時30分まで(最終日は2時まで)、新潟市中央区古町通り7 北陸ガス古町ガスホール3階ギャラリーにて開催いたします。
三人展 Farther On
「あのころ」
昔はよかった、あのころはよかった、と言う。そうして今に目を向けて嘆く。なんてもったいない事をしているのだろうと思う。昔も今も未来も変わらず時は流れ、同じ一瞬は存在しない。記念日を祝うのもいい。でもなんと言う事も無くすごしている一日も、かけがえの無い一日。子どもはかわいい。親ばかを恐れずに言うと、産まれた時かわいかった。1歳の時もかわいかった。2歳の時もかわいかった。3歳の時もかわいかった。4歳の時もかわいかった。そして、5歳になってもかわいいだろう。10歳になってもかわいいだろう。20歳になっても30歳になってもかわいいだろう。同じ事なんて何も無いし比べる事なんてできない。いつも大切なんだ。あのころはよかった、のあのころって今なんだ。10年後、20年後に今を振り返って、あのころもよかったな、あのころもかわいかったな、と言えるように今を大切にしていこうと思う。
閉展の御礼
三人展「Farther On」が無事に閉展いたしました。
今回も会場の正面を担当しまして、ギリギリまで構成が決まらず
特に真正面の壁は搬入時に何度も貼り直しました。
安藤さんとは8回目、もう10年ものお付き合いで、息もぴったりなのか
相談や打ち合わせをしていないのに、考えていた展示方法が同じ。
安藤さんは額装で若干修正、僕は直張り、そして写真の内容も違うのでまったく違う印象になりました。
光のコントロールとお洒落な構図がすばらしい。プリントもとても美しかったです。
ayuさんは直張りでストレートに展示。
まっすぐ被写体に向き合った統一感のある写真に脱帽。
僕はと言うと、、、
正面に子供たちの写真を集め、サイドの壁には料理、風景、花、スナップごちゃまぜで4枚ずつを1組にまとめて展示しました。
身内はもちろん、常連さん達からも子供たちの成長を喜んでもらえました。
1年間やたらめったら撮ってきた写真ですが、ほとんどが子供たちの写真。
1人で写真を撮りに出かける事はほとんど無くなりましたが、
写真を愛する一人として、それはとても幸せな事なんだと思っています。
今回もたくさんの人たちとの新たな出会いと再会がありました。
たくさんのお褒めの言葉もいただきました。
この1週間、そして準備した1年間はとても幸せな時間でした。
本当にありがとうございました。
そしてまた新しい一年がはじまります。
三人展 farther on
Group-AY2(グループエーワイ二乗)
Group-AY2は安藤喜治、菊地裕、ayuの3人のグループです。ブログなどで活動を発表したりしていますが、実際に顔を合わせるのは年に数回。それでも毎年三人展を開催する事ができ、今回で8回を迎える事ができたのは、写真を通じてお互いを理解しあえたため。年代も活動場所も思考や好みも違う3人ですが、共通しているのは被写体に対して尊敬の念を持っているということ。
旅先や日常のなかで出会ったモノ、人、時、場所、それらに愛情と感謝をもってシャッターを切る。その時何を感じたのか、そしてその写真には何が伝わったか、そんな事を考えながら作品作りをしています。
3人の個々のタイトルは「物語の無い足跡を刻んで・・・(安藤)」、「あのころ(菊地)」、「Our rusty wagon(ayu)」です。それぞれの視線で捕らえた作品群、3つの個性をどうぞご覧ください。
三人展 “farther on”は、1月10日から1月15日まで、10時から5時まで(最終日は2時まで)、新潟市中央区古町通り7 北陸ガスガスホールにて開催いたします。
三人展 Across the Time
「明日」
去年の1年間は長く、そしてあっという間だった。あの事を抜きにしては何も語れない。あの日3月11日を境に変わった。はっきりと何が変わったとはわからないが、確かに変わった。直接被害を受けた方々が大勢いる中で、家族が無事に元気でいることへの感謝、そして未来への不安。まだ終わっていないし、これからやるべきことがたくさんある。みんなが幸せになるように自分にできることをしっかりやっていく、そうすることで日々が作られていくと信じて。
写真は撮り続けた。春が来て花々が咲き始めると、今までにない幸せを感じた。夢中で撮った。そしてもちろん家族の写真をたくさん撮った。そこに写っている無垢な姿は前と変わらない。その笑顔を守りたい。
明日へ。
御礼
1月10日2時、最後のお客様をお見送りして、無事に三人展が終了しました。
本当にたくさんの方々に来ていただき、感謝感激です。
急な用事が入ってしまい、会場にはほとんど行くことができず、申し訳ありませんでした。
7回目の今回も、新しい発見、新しい出会い、そして明日への活力をいただきました。
本当にありがとうございました。
これからもずっと写真を撮り続けていきます。
安藤さんには毎日昼も取らずに会場で応対していただきました。
そしてayuさんも東京から駆けつけていただきました。
お二人からはたくさんの刺激と感動をもらいました。
ありがとうございました。